肺炎球菌(PCV13)ワクチンの有効性について

予防接種

こんにちは、ろくです。

今回は肺炎球菌ワクチンの有効性について調べました。

まず肺炎球菌(PCV13)ワクチンですが、

PCV13は、2013年6月に2か月齢以上6歳未満を対象に「肺炎球菌(血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F、23F)による侵襲性感染症の予防」を効能・効果として薬事法(現 医薬品医療機器等法)に基づいて承認され、2013年11月から、2か月齢以上5歳未満に対しては、予防接種法に基づく定期の予防接種(A類疾病)として使用することができるようになりました。

2020 予防接種に関するQ&A集 より

とあるように、PCV13は肺炎球菌による侵襲性感染症の予防のためのワクチンです。
生後2か月時にヒブワクチン、B型肝炎ワクチンと同時に開始になることが多いです。

有効性についてですが、

侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)全年齢53%、5歳未満89%減少(米国)           PCV7血清型のIPDを97%減少(日本、2017年報告)

ねころんで読めるワクチン より

米国CDC*により実施された症例対照研究では、2010年5月から2014年5月までのワクチンの有効性が評価され、PCV13の血清型に対するワクチンの有効性は86.0%(95%CI:75.5%〜92.3%)

2020 予防接種に関するQ&A集 より

*米国疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention:CDC )

上記のように、肺炎球菌ワクチンによる感染予防効果は高いと考えられます。

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